働く場を少しずつ、やれるところから変えてみる。
サイボウズ社のやっている、業務内容や進捗の社内見える化はとてもいいと思います。この本を読んでなおさら思いました。
《働きやすさ》を考える メディアが自ら実践する「未来のチーム」の作り方
- 作者: 藤村能光「サイボウズ式」編集長
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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実際、どのくらい情報共有をしているのか分かりませんが、かなり風通しは良いみたいです。
それを再現してみたく、新部署ではタスクペディアを共用しています。
もともと、タスクペディア普及に努める「チーム・タスクペディア」でみんなでタスクを共有してリアルタイムに進捗を確認できるようにしていまして、これが使い勝手が良いので会社に導入しました。
おそらく、「チーム」や「コミュニティ」での情報共有・コミュニケーションツールは、オフラインであれば社内掲示板や壁にかかっているホワイトボードでしょう。オンラインなら、Googleカレンダー、Googleスプレッドシート、Slack、その他のグループウェアでしょうか。
それらを見た上での感想ですが、なぜか業務の進捗状況については、積極的に公開されない印象を持っています。
- 誰が今どのくらいのタスクを抱えていて、どこまで進んでいるのか。
- タスクの進行が止まっていやしないか。
- 締切を破りそうなタスクはないか。
それらをほぼ完全に可視化しているツールを提供するサービスを見つけて、営業マンに来ていただいて説明を受けたことがあります。それは、作業の開始と終了時間まで自動的に記録され、上長の確認までできるというものでした。
システム自体は完璧だと思いましたが、その完璧さゆえに、使おうとする人は尻込みをしてしまうのではないかという印象でした。
そこには、まずチームなりコミュニティの人間関係に、メンバーの1人がミスしても他のメンバーが非難することなくリカバーしてくれるという状態、心理的安全性があることが大事だと考えています。
さらにもう一つ、見える化されたタスク管理の解像度が高すぎないことも大事ではないかと思っています。監視されている感があると一気に心理的安全性のある関係は破壊されます(なので、監視するなら知られないようにして欲しいと思っています)。
自分の一挙手一投足が分単位で全て記録され、リアルタイムで自動的に報告がいくシステムは、システムとしては完璧ですが、生身の人間が使うには相当難しいかと。
その点、ちょうどいい解像度でタスクを共有できるのが、私にとってはタスクペディアです。
サイボウズでは、働く場を考える上で「規則」「風土」「システム」が大事だとしています。上でいうと、風土は心理的安全性のある人間関係、システムはタスクペディア等にあたります。規則は、社内規程のようなものから、口頭でのルール決めまでありますね。
私はルールというほどではありませんが、こんな約束をしています。
ついでに以下もやります。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年7月24日
・定期的な1on1の雑談タイム
・相互のメールには用件のみ。「お疲れ様です」や「以上よろしくお願いします」は不要。できればチャットで。
もっと無駄を省きたいと思っています。 https://t.co/8s2v80Gg8i
働く場を少しずつ、やれるところから変えてみる。その試みは始まったばかりです。
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頭の中の「ごちゃごちゃ」を外に出し、見える化して「スッキリ」させる
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