ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

制限・締切を設定すると、人は有意義に動く。

私は、革命のファンファーレを読んで以来、キングコング西野亮廣さんのファンです。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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西野さんが、個人でネットラジオができるVoicyというサービスで配信を始めました。私はこれを聴くのがほぼ日課になっています。

 

こちらの回では、西野さんが考えたレターポットというサービスについて話しています。

voicy.jp

 

簡単に言うと、こんなサービスです。

  • 1文字5円で購入
  • 購入した文字数分誰かに送れる
  • 送られた文字数分ストックできて登録者同士で送りあえる
  • 登録者全員が購入できる全体の文字数は制限されている

 

購入費は西野さんの会社に入るのでそれはどうなのかという声もありましたが、このシステムの使用料だと思えば特段不自然だとは思いません。造幣局にも税金が使われているのと同じようなものかと。

 

この配信で心に残ったのが、この話。

 

  • お金は上限が可視化されているから、大事に使おうとする
  • 言葉は無限に使えるように思えるので大事に使わない
  • レターポットで使える文字数に制限を設けたら悪口や暴言のやりとりはなくなった

 

たしかに、「あなたはあと10文字しかしゃべれません」となったら、誰かの悪口に割こうとは思いません。

 

預金残高で可視化されているお金しかり、レターポットで仮想残数を設定された文字しかり、残り数量を意識したら、それをどう使うか意識は高まるということですね。

 

時間もその例に当てはまります。

 

個人的な話ですが、子供が生まれてよく思うのは、この子が成長していくうち、いつかはお別れの日がくるんだろうなということです。自分の残り時間を意識するようになりました。

 

そうすると、その時間を大事に使おうと思うようになり、自分のやることの選択眼が比較的厳しくなったような気がしています。時間的な制限が、自分の生活の質を上げるきっかけを作ってくれた、と言いますか。

 

つまり締切ですね。

 

先日こちらの記事で紹介した先延ばしの公式でも、締切が近ければ近いほど先延ばしする確率は低くなるとされています。

hochebirne.hatenablog.com

 

「定時で上がるにはまず定時で上がると決めること」という話、一見訳わからないことを言っているように思えますが、実は筋が通っているのです。

 

スケジュール通り確実にやることをこなすのはタスク管理の要諦です。締切を設定せずに何かに手をつけるのは、極端な話「これは終わらなくてもいい」と思っているのと同じことです。

 

誰でも自分の人生の残り時間に限りがあるなら、すべてのやることには締切があるわけで、もし締切を設定する必要性を感じていないなら、レターポットの文字数のように無理矢理にでも何らかの制限設定しないと、そのやることは終わらなかったり無駄に過ごしてしまうことになります。

 

レターポットの話から、締切は大事だなと思った話でした。

 

 

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