ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

無事終了!「どんなに悩んでも仕事がうまくいかない人のためのタスク管理オンライン相談会」

こちらのイベントが終わりました。

shigotano.doorkeeper.jp

 

こんなツイートをしたこともあり、お一人ずつ時間をとってじっくり話を聴かせていただき、私なりの解決法をお話いたしました。

 

簡単に感想ツイートをいたしました。

 

なお、販売されるこの模様の動画(音声?)の購入代金は、こちらのイベント参加費と同じく社会福祉法人SHIPへ寄付されるそうです(!)

 

とても良い内容だと大橋さんもおっしゃっていただいたこともありますが、とても充実した楽しい内容となりました。そこで終始一貫していて印象的だったのが、もしかしたらタスク管理はタスク管理的なものにとらわれなくなるためにするものなのかもしれないということ。

 

たとえば、「優先順位が決められない」という悩みがあったとします。それに対しては、「優先順位はこう付けよう!」という回答がタスク管理的には考えられます。しかし、今回のイベントでは無理に優先順位を付けようとしないという考え方を皆さんしていました。そもそも、一日のタスクリストを朝決めたまま実行できる確率は低いわけで、「また今日も自分が決めた優先順位通りにいかなかった・・・無念」と肩を落とす必要は本来は無いのです。

 

そんな話の流れの中、とても心に残った、心理ジャーナリスト佐々木正悟さんのコメントがありました。そもそも明日明後日の見通しをつけるのは不可能なのでやめた方がいいというものです。そんなことに思いをはせるよりも、今取り組んでいるタスクをいかに終わらせるかに集中すべき、と。ああ、たしかに!と襟を正しました。

 

同じようなことを、今回共催した、TaskChute考案者大橋悦夫さんは「段取り力はアドリブ力」という言葉で端的に言っていました。たしかに、明日どうなるか、1時間後どうなるかすら完全には分からないのが私たちの人生でして、それを完全に把握して段取ってタスク完了までの見通しをつけるなんて、どだい無理な話なんですね。

 

タスクペディアはサブタスクという形で手順を入力し、段取りを可視化します。それに日付を入れることで、より実行可能性の高い段取りを立てる、いわゆる「スケジュール感」を鍛えようという話を私はしています。 それと矛盾するようですが、私の中では矛盾しません。

hochebirne.hatenablog.com

 

アドリブができるようになるためには、あらかじめ脚本がしっかりしていて、その脚本の流れを理解していなければいけません。そういう意味で、「タスク管理など何もしなくてもいい」というわけではありません。大事なのは「自分が立てた段取りにとらわれすぎない」=「タスク実行の途中でも、その完了に支障をきたさず段取りを変更できる」ことかと。 

 

そんな話や、その他のあんな話こんな話をしました。いずれもとても良い内容だったと私は思っています。大橋さんからこのイベントの動画販売のお知らせがありましたら、私もご紹介したいと思います。よろしければ、ご購入ください。

 

やっぱり、人の悩みや課題に対してお役に立てるというのはいいものですね。また、こんなことをしたい、できればこのようなことだけをして生きていきたい。そんな風に思えたイベントでした。