ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

GTDの「収集」「処理」

GTDは「収集」「処理」「整理」「実行」「見直し」という5段階のプロセスでできています。そのうち、収集と処理について、GTDのお手本の方法を、今回の事例(田中さんからABC証券との業務委託契約作成の依頼)に沿って説明します。タスクが発生(=契約書作成の…

タスク管理表使用例 その1

タスク管理表を公開しておいて、「GTDってすごいです!」とか言っておきながら、使い方を一切説明していませんでしたので説明します。私は、中規模メーカーの法務をやっていますので、法務畑の話になってしまいますが、できるだけ一般的に書くようにします。…

できるかも!

可能なことや妥当だと思えることだけに選択肢を限ってしまったなら、本当にやりたいことから遠ざかっていってしまうことになる。すると、残ったものは妥協ばかりである。ーロバート・フリッツこれは、「ストレスフリーの仕事術」の欄外に書いてあったもので…

盛り上がってますね

GTDを始めて変わったことの1つに、難しい仕事に対して前向きになれたということがあります。自分でも驚くほどの変わりようです。誰も手をつけたがらない、いわゆる「炎上案件」に頭から突っ込み、難題に当たる度に、「いやー、盛り上がってますねぇ!」と、…

独創性

GTDによって、我々は、発生するタスクを次々とこなしていくことができます。これだけを読むと、右からくる仕事を左へ流すだけの事務作業に専念している人のみ対象なように思えます。事務作業のみしているような仕事、例えば、ベルトコンベアで流れてくるシュ…

机の上

GTD以前と後で劇的に変わったもののひとつが、机の上の整理整頓です。小さい頃から大の苦手で、小学校の先生からは完全に「整理整頓できない子」としてチェックされていました。社会人になってからも同様で、デスクの上に、書類がうず高くつもった山が大抵2…

見落とし

自慢じゃないですが、(という書き出しは、、、、自慢ですよね)昨年から働き始めた会社で、依頼された仕事を忘れた回数は、片手に収まるほどしかありません。自分にとって、大小合わせて約1800弱の業務タスクを完了させているうちの数回のポカは、信じられな…

幸せなバカ

GTDには、やるべきことを考えないでよい、という贅沢「行動するのみ」という状態でいられる「幸せなバカ」という考えがあります。今やっていることの他にやらなければいけないことがあるんじゃないか?と疑念が湧いてきて、無駄なエネルギーを消費したり、そ…

あなたが存在する限り!

GTDの要求する「収集」プロセス、自分の頭の中にある「気になること」をすべて吐き出すこれが怖いと感じる人がいます。なぜなら、これは「自分がやっていないリスト」に他ならないわけで、そりゃあ気分が滅入るかも知れないです。ですが、まずこのプロセスを…

いっぱいいっぱい

「仕事がいっぱいいっぱいで」とか、「今ちょっとバタバタしてるんで」と言って、いつも仕事に追われている人がいます。それを仕事が遅れる理由にしていなければ、特段悪いことじゃないですが、好ましいとは言えません。「ストレスフリーの仕事術」では、頭…

現実を直視する

GTDの一丁目一番地、タスクの収集頭の中の「やりかけの仕事」を全部書き出すことです。私は、仕事がうまくいかなくて、勝手に自滅し休職した「ただの迷惑な奴」でした。なので、復職してからは、「もう失うものは何もない」と、ある意味気楽にできたのですが…

仕事を増やす準備

やりかけの仕事を放置していたり、仕事のやり方に不安があると、それ以上の不安を抱え込むまいとして、新しく入ってくる情報を知らず知らずのうちに押しつぶしてしまうのである。(デビッド・アレン著「ストレスフリーの仕事術」)そうでなくとも、キャパ以上…

燃え立つ炎

心はものを入れるための器ではなく、燃え立たせるための炎であるープルタルコス「プルターク英雄伝」の著者であるプルタルコスの名言。ここにもGTDに共通したものが感じられます。私たちの脳は、情報を記憶するのに、USBメモリーやハードディスクに劣後しま…

作業とひらめきの関係

鋭い洞察力が欲しいときに効果的な方法のひとつは、ガレージの掃除をすることである(デビッド・アレン著「ストレスフリーの仕事術」)作業に没頭するうちに、ひらめきの泉が湧き出してくる、との説明。普通に考えれば、相対立するものですよね。でも、自分の…

タスク実行の順序

整理されたタスクを実行する順番は、何に従うべきか。重要度別に分けるのが一般的ですが、それは時々刻々と変わります。固定化してはいけません。デビッドアレン氏は直感だと言います。整理した時点で自分の直感に自信が持てるはずとのこと。私は「比較的好…

優先順位の破綻

デビッド・アレン著「ストレスフリーの仕事術」に、このような一節があります。昨日までは「カー用品店に電話してタイヤの値段を調べる」だったのだが、今日は「修理店に電話してパンクを直す(そして値段なんかはどうでもいい!)」になってしまう。あります…

心のメモリの空き容量

会社から出た途端、頭から仕事のことが消えて無くなり、余暇活動にいそしむことができる。以前は、こんなこと不可能だと思っていました。今は、それが割と日常になっています。仕事についてのあれこれは、頭の中に荷物をどんどん置いていきます。それらは大…

人生の知恵の本質

物事を完成させる、という尊い術とともに、手をつけずに放っておく、という尊い術がある。人生の知恵の本質は、不必要なものを取り除くことにあるのだ。ーリン・ユータンデビッド・アレン著「ストレスフリーの仕事術」の欄外にある、偉人たちの名言で刺さる…

GTDが身を守る

タスク管理がきちんとでき、小さなタスクに分解することができてくると余裕が生まれ、自分のやるべきこと、やらなくてもいいことが明確になります。これを繰り返していくと、自然と自分のやるべきことと、やらなくてもいいことの境界線が分かってくるんです…

言われて残念な言葉

適応障害真っ最中に言われた、「大変なのは君だけじゃないよ。俺だってさ、(以下略)」タスク管理が軌道に乗ってきた時に言われた、「それはあなたが優秀だからできたんですよー」あーもう!!特に後者!!!GTDがどんなに有用なものかを話しても、「それは元…

SNSの呪縛

ブログやりながらこんなこと書くのは何ですが、facebookで華々しい書き込みを見ては、自分と比較してため息をつく時って、結構ありますよね。私の周りは、優秀な人ばかりなので、華々しさのレベルがとても高い。会社役員だの、大きな会社の中で一番出世して…

気が狂うリスト

結局は気が狂いそうな状況を紙に落としただけで、それを見たらまた気が狂いそうになるだけなのだ。(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術」)以前の私が読んだら「あるある!」と叫んでいたことでしょう。この後には、処理できない形でしかリストに書か…

70%の出来で完了する

完璧を求めず、7,8割方完成したくらいで仕事を完了させなさいという話をよく聞きます。完璧主義は身を持ち崩します。この考え方はある程度浸透してきているようですが、じゃあ、完璧にやってしまうボク/ワタシは、どうすればいいんですか?となりますよね。…

あえてタスクを分解しない

GTD等のタスク管理では、自分が実行するイメージがつくまで具体的な行動に分解することが大事とされています。車を整備するではなく、「車を整備工場に預けていいか家族に聞く」「整備工場に電話をかける」「車を持っていく」という風に。こういったタスク管…

リラックス

あなたの能力は、あなたがリラックスできる能力に比例する(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術」)ギッチギチに締め上げて、「これくらいの負荷に耐えられないならこの先やってけないぞ」なんてこと言う人がいますが、どうかと思います。自分がそうや…

水のように澄んだこころ

GTDの最終的な目的は、水のように澄んだこころを手に入れることです。誤解しがちなのは、何の波風も立っていない状態の水の表面だけを想像してしまうこと。水を投げ込めば波紋が広がるところも含めて、水のように澄んだこころと言っています。つまり、状況に…

ダンドリ

私は、適応障害に陥って稀有な人生経験(人によっては「回り道」とも)をしました。適応障害とは、簡単に言って、「周りに合わせようと自分を変えようとして無理がたたって心身に不調をきたすこと」です。GTDを身につけていればある程度は避けられるものだなと…

なんだ、そんなことか。

人生で起きる問題は2つしかない。ひとつは、求めている結果がわかっているのに、どうすればいいかがわからないこと。もうひとつは、求めている結果が何かわからないことだ。(「ストレスフリーの整理術」)同書は上のコメントに対して、・取るべき行動をはっ…

この次どうしましょう?

長期的なプロジェクトに関しても「次に取るべき行動」が定義され、組織内におけるすべての「解決していないこと」が把握できている状態になると、革命が起こったように組織の生産性が向上するはずだ。(「ストレスフリーの整理術」)本当にそうだと思います。…

GTDとクリエイティブさ

GTDの説く内容は、タスク管理手法です。だから、クリエイティブさや創造性とは対極にあるように見えます。ですが、「なーんだ、ただの事務屋のためのマニュアルか」と侮ってはいけない。GTDと創造性はくっついてくるものです。方法論を確立し定着させること…