ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

どの時点で仕事のボールを投げるか問題

ボールを投げる前の逡巡誰かに仕事を振る場合、どこまで噛み砕いたり細かくしたりして渡すべきかは配慮が必要ですね。例えば官公署へある申請をしてもらうとします。申請用紙をポンと渡してヨロシクですむなら話が早いですが、そうはいかない。 では、どこま…

自分の人生を「運転」する

「他人の人生を生きるな」スタンフォード大学の卒業式で、卒業生に対しスティーブ・ジョブズが行ったスピーチの一節です。自分の余命というものを意識した後の話であり、その後数年で亡くなっていることから、鬼気迫るような迫力を感じます。人生は有限であ…

パンドラの箱を開けてしまう

生産性向上への興味!(キラッ)タスク管理手法"GTD"の開祖デビッド・アレンの書いたコラムに「生産性向上に(本当に)興味のある人はだれ?」という題名の一文があります。 自分の人生を変えようと思って働いている人こそが、もっと自己管理を改善させよう…

実行したくなくなる業務タスク

「なんかやりたくない」やりたいこと、やるべきことを書き出して「あ~あ、なんかめんどくさいなぁ」と思うことはありませんか。やらなきゃいけないし、積極的にやりたくなくなるような環境でもない(やって終わらせる度におにがやってきてやる前の状態に戻…

副業をする余裕はどこから?

副業をやる余裕なんてない!仕事で疲れると副業どころではないですよね。副業するには本業の精神的負荷の上にさらに副業のそれが乗っかってくるわけです。それに耐えなきゃいけないんですが、なかなかできないですね。 多くの人は、本業の残業に追われてヘト…

固定化した優先順位リストは意味がない?

優先順位は常に変わる 固定化した優先順位にそって並べられたタスクのリストは作るだけ無駄だと思います。有効なのは、優先順位を決める時の自分ルール。「発生した順に対応する」「締切が近い順に対応する」「偉い人順に対応する」といったものです。 締切…

高くて困難な目標設定

目標設定理論「明確で困難な目標を設定した場合、人は強く動機づけられ高い業績をあげる」というのが、目標設定理論の骨子なのだそうです。 globalbiz.hatenablog.com ある組織が10日で完成したものを次は9日、その次は8日で完成させるようにしていくという…

「タスク管理」で障害者就労移行支援~実・践・編~

「タスク管理」への序章 月1回「しくじり先輩」として、10年ほど前にしくじった私の体験を元に講演やワークをしております障害者就労移行支援事業所「EXP立川」さんに、今月も行ってまいりました。この事業所を運営している社会福祉法人「SHIP」の理事の方…

タスク管理は、身に付けられる「型」

仕事をこなす「型」 昔、同じ職場にとてもデキる同僚がいました。上司の覚えもよく、身のこなしもスマートで、仕事はいつも余裕しゃくしゃく。さらにはスラリと背が高くイケメン。あーもう敵わない!と一瞬で白旗を上げるような人がいました。 どうやったら…

命綱のメンテナンスか、奈落の底か

タスク管理ツールは命綱私にとってタスク管理ツールは仕事生命をつなぎとめる命綱です。これはやんわりとした比喩ではありません。これが正常に運用されないと、本当に仕事ができないのです。最近、同じような事例に対してちょっとずつ違う対応をしなければ…

GTDで考えないと「仕事」ができない!

そもそも「仕事をする」ってどういうこと?著作「マネジメント」で有名なピーター・ドラッカーの話を引用して、タスク管理メソッド”GTD"の開祖デビッド・アレンはこのように言っています。 かのピーター・ドラッカーは、知識労働者のもっとも大事な仕事は「…

タスク管理ツールはコックピットのダッシュボード

週次レビュータスク管理手法”GTD"では、定期的にタスク管理ツールをメンテナンスする「週次レビュー」の重要性を説いています。タスク管理上の「レビュー」とは「見直し」とも言われており、把握したタスクが完了したらタスクリストから消す、タスクが進捗し…

【開催御礼】第11&12回「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」

開催御礼 7月16日(日)に、「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」を無事開催することができました。参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。 参加者の皆さんに共通する“思い”毎回思うのですが、おいでいただいたみなさん…

レジリエンス(折れない心)をタスク管理で維持する

レジリエンスとは「レジリエンス」という言葉、割と意識高めのネット記事等で見る言葉ですね。私は良く理解していませんでしたので、調べてみました。 レジリエンス「レジリエンス」(resilience)は、一般的に「復元力、回復力、弾力」などと訳される言葉で…

言語化は諸刃の剣

タスクを明確にすることの弊害タスク管理手法”GTD"は、とにかく「気になるやるべきこと」を書き出しましょうと口を酸っぱくして言っています。これは本当に大事なことで、GTDというタスク管理手法の根底を支えるものです。 ただし、この「明確にする」という…

第11&12回「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」開催!

回を重ねるにつれて…… 昨年9月から本日で12回開催することになります。今年から1年かけて発達障害をテーマとした特集番組がNHKで組まれることになり、以前より発達障害に対する関心は高まっているような、そんな気がしています。 www.kokuchpro.com ただ…

タスク管理を本気でやるには

良いものだけど、やらない タスク管理の話をすると、ほとんどの方がいいねと言います。ただ、やってみるかという段になると途端に「いやちょっと今は忙しくて」「今はアレなので」「それより仕事しなきゃ」など言って離れます。うーむ、残念。 説明だけ聞く…

「仕事になりそうなもの」の断捨離

のきばトーク第50回拝聴タスク管理界隈の有名なお二方、佐々木正悟さんと倉下忠憲さんの来談ラジオ番組「のきばトーク 第50回」、拝聴しました。テーマは「タスク管理と情報整理」。 www.youtube.com 「タスク」と「情報」の違い番組の中では、「タスク」と…

デスクに砦を築いてしまう人

周囲を寄せ付けない仕事の砦あまりに大量の仕事は、それ以上自分に降りかかってくる仕事たちを蹴散らしてくれるときがあります。さながら、大阪城に攻め入る徳川勢を寄せ付けない、あの出城のようです。 「城の名は、なんとします?」 「決まっているだろう…

仕事の手綱を握る

仕事に追われるやってもやっても仕事が降ってきて、終わった気にならない。一段落して退社しても帰路や帰宅後にも仕事の幻影が頭をよぎって、不安な気持ちが止まらない。こんな経験無いですか?タスク管理を始める前の私は、まさにこの状況が毎日続いていま…

大学受験で起こった奇跡

モチベーションや意志力は上げようとして上がるものではない、というのがタスク管理界隈の定説ですが、音楽によって爆上げできるときがあります。理屈では説明できませんが、こういったものの存在は大事だなと思います。— 小鳥遊 (@nasiken) 2017年7月6日 こ…

「夢想家」モードと「実行家」モードの切り換え

「理想主義ですね」先日、社内で働く2人の中国人の方と会食しました。ひとりは中国の大学を卒業してから日本の大学院に入り博士号まで取ったTさんという女性。もうひとりは上海で自分の会社を10年間経営し、その傍ら当社で仕事をしているというCさんとい…

「頭の片隅」問題

「覚える」への不信感タスク管理GTDをしていますと「覚えておく」ということについて絶対の不信感を抱くことになります。これはもう絶対です。しかも「覚えない」ということに対して何の悪びれもしません。記録(記憶)機能が無いんだからしょうがないじゃな…

荷物は下ろすまでその重さは分からない

重い荷物を背負って歩く重い荷物を背負って歩いていると、そのうちだんだん慣れていき、最終的にはもうそれが普通に感じてきます。しかし、いざ目的地について荷物を下ろすとびっくりするほど体が軽く感じられますよね。 それと同じことが、実はストレスでも…

GTDは思考と行動の仲人

生活のための仕事生活のために自分の時間を切り売りして給料をもらう。それもあり。むしろそのために自分を律して労働をするのは評価されるべきですね。ただ、自分がこうなりたい、こうしたい、というイメージが幸か不幸か出来上がってしまった人には、この…

7つの習慣的GTDへの違和感(のきばトーク第49回)

7つの習慣的GTD昨日に引き続き「のきばトーク第49回」についての記事です。 www.youtube.com 番組の中で出てきた「7つの習慣的GTD」という言葉が印象に残りました。個人が行動する最上位の規範であり自分の使命とも言われる「ミッション・ステートメント」…

タスク管理における「過去志向」と「未来志向」(のきばトーク第49回)

のきばトーク第49回拝聴 のきばトーク第49回を聞いています(これを書いている今はまだ途中です)。 ※のきばトークとは、タスク管理界の巨人、佐々木正悟さんと倉下忠憲さんによるネットラジオ番組です。 www.youtube.com 番組中、タスク管理に関する「過去…

トンネルの先の小さな光

今自分が真っ暗なトンネルの中にいて、その出口がどれくらい先かわからないような状態だと考えて下さい。 そこまで来るのに疲れ果てていたとしても、遠くにかすかな光が見えたとしたら、途端に元気にその光を目指すものではないでしょうか。 あるいは、「出…

自分にとってタスク管理とは

自分にとってタスク管理とは いきなり大きなお題ですが、某所でいただいたお題で、私もそんなに真正面から取り組んだものではないので、ここはひとつ考えてみようかと思います。 タスクシュート式の生みの親、タスク管理界隈では知らぬ人はいない大橋悦夫さ…

机の上の書類の山は、自分の記憶を圧迫する

机の上の書類の山 机の上が未処理の書類でいっぱいの人は、無視してへっちゃらなふりをしていても、実はとても気になっています。自分が引き受けた(押し付けられた、もあり得ますが)仕事でまだ未完了のものを、未着手のままにしているのが明確に視覚化され…